高浜運河を中心とする芝浦・港南エリアの運河では、7月に入ってから生まれたカルガモの雛鳥たちが元気に育っています。5月頃に生まれた雛鳥たちに比べると高い確率で生存しています。おそらく気温・水温が上昇して餌が豊富になっているためであると思います。ただし、冬を迎えるまでの時間も短いので、1年後の生存率を比較したときにどちらが高くなるかは難しいでしょう。
報告が遅れましたが、8月1日(土)の時点で、芝浦・港南エリアの運河で私が確認できたカルガモ親子は次の通りでした。
ファミリー名 | 推定孵化日 | 初回確認雛 | 8/1の状況 | 備考 |
---|---|---|---|---|
高浜運河R | 6/12~13 | 8羽 | 7羽 | |
高浜運河S | 6/19~20 | 8羽 | 6羽 | |
高浜運河V | 6/30~7/1 | 5羽 | 5羽 | |
高浜運河X | 7/12~7/13 | 5羽 | 4羽 | Zと紛らわしい |
高浜運河Y | 7/13~7/14 | 6羽 | 6羽 | 8/4に確認 |
高浜運河Z | 7/14~7/15 | 5羽 | 5羽 | |
高浜運河a | 7/16~7/17 | 8羽 | 8羽 | |
高浜運河b | 7/22~7/23 | 3羽 | 2羽 | |
高浜運河c | 7/24~7/25 | 4羽 | 4羽 | |
高浜運河d | 7/30~7/31 | 3羽 | 3羽 |
6月13日頃に孵化した高浜運河Rの7羽のようです。高浜運河では見かけない日が多くなりました。
6月20日頃に孵化した高浜運河Sの6羽のようです。彼らも高浜運河では見かけない日が多くなりました。高浜運河Sの雛鳥たちは人間に慣れており、かなり近づいても逃げようとしません。
7月1日頃に孵化した高浜運河Vの5羽です。最初に確認した5羽全員が生存しています。
雛鳥の成長の程度と見かける範囲とから考えて、7月13日頃に孵化した高浜運河Xであると思われますが、高浜運河Zの可能性も捨て切れません。1羽減って4羽になってしまったようです。
こちらは8月4日に確認することができた6羽の雛鳥です。成長の程度からみて7月14日頃に孵化した高浜運河Yの6羽であると思います。そうであれば最初に確認した6羽全員が生存しています。
7月15日頃に孵化した高浜運河Zの5羽のようです。高浜運河Xと紛らわしいですが、行動範囲がやや異なります。最初に確認した5羽全員が生存しています。
7月17日頃に孵化した高浜運河aの8羽です。たいてい新港南橋下のテトラポッドの周辺におり、相変わらず一番目立っています。最初に確認した8羽全員が生存しています。
7月23日頃に孵化した高浜運河bの2羽です。高浜運河bの親鳥は警戒心が強く、人間が近づくとすぐに逃げます。
高浜運河bの親鳥は人間に対してだけではなく、他のカルガモのファミリーに対してもナーバスになっているようです。こちらは高浜運河bの親鳥が高浜運河Sの親鳥と喧嘩していた様子です。
7月25日頃に孵化した高浜運河cの4羽です。新港南橋下のテトラポッドの周辺で見かけます。
そして、またまた3羽の雛鳥(高浜運河d)が新たに孵化していました。推定孵化日は7月30日から31日です。
今週末に改めて掲載しますが、実は8月4日に新たに5羽の雛鳥の孵化を確認しました。ツバメの場合1シーズンに2回子育てをするという話を聞きますが、カルガモの場合もそうなのでしょうか。
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