京浜急行新馬場駅から歩いてすぐの場所にある品川神社で、6月5日(金)から7日(日)に例大祭が行われました。
旧東海道第一番目の宿場町である品川宿には荏原神社と品川神社の2つの氏神様がありました。今日では荏原神社の例大祭が「南の天王祭」、品川神社の例大祭が「北の天王祭」と呼ばれています。
例大祭はどちらも6月上旬に行われます。近年は荏原神社の祭りが1週間程度早く開催されていましたが、今年は17年ぶりに同日開催となったそうです。
品川神社例大祭の見どころは神輿担ぎと「おいらん道中」です。考えてみればおいらんがいたのは吉原であって品川ではありませんが、かつて品川宿は幕府から飯盛女を置くことを認められ、吉原に次ぐ遊里として繁栄しました。なので歴史的には当たらずとも遠からずといったところです。
品川神社は芝浦・港南エリアに含まれるとは言いづらいですが、明治以降の埋立地である芝浦港南地域には神社というものが一つも存在しないので、神様を祭るという本来の意味での祭りも存在しません。神輿が繰り出す本式の祭りを味わいたければ近隣に出かけていくほかありません。
近隣の大きな神社としては、品川神社の他に御田八幡神社と高輪神社があります。御田八幡神社の例大祭は8月に、高輪神社の例大祭は9月に予定されています。
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