2009年4月30日木曜日

キャナルサイドのジョギングコース1:芝浦アイランド

芝浦・港南地域の運河の護岸は歩道として整備されています。歩道と車道が交差する橋のたもとの部分は、多くは立体交差となっており、歩行者と自動車が分離されていて交通路としてとても安全です。運河沿いですから排気ガスもありません。

歩道はまだ整備中のところも多く、全体としてつながっているわけではないのですが、既に整備が完了している芝浦アイランド周辺と高浜運河沿緑地は理想的なジョギングコースとなっています。

芝浦アイランドを一周するコースは長さおよそ1,425メートルです。100メートルごとに距離表示が設置されています。昼休み時や休日にはジョガーの姿をよく見かけます。

渚橋のたもとに0メートルポストがあります。ここをスタート地点としましょう。地図はリンク先にありますので参照してください。
モノレールに沿って南向きに走ってゆきます。
100メートルポスト。
200メートルポスト。
夕凪橋のたもとに横断歩道があります。コース上唯一の問題点とも言えるもので、この横断歩道のために完全な歩車分離にはなっていません。交通量は少ないので危険はほとんどないとはいえ、夕凪橋は2009年度から架け替え工事が始まりますので、これに合わせて立体交差が実現されるよう期待しています。
300メートルポスト。
かなり頻繁に頭上をモノレールが通過してゆきます。
モノレールの機械油が垂れてくる可能性もなきにしもあらずとのこと。
芝浦アイランドケープタワーの正面を通過。
400メートルポスト。
港南のタワーマンション群とオフィスビル群を遠くに眺めます。
500メートルポスト。
屋上に芝浦へリポートがあるDSKビルが目に入ってきます。たまにヘリが離着陸している様子が見られます。
600メートルポスト。
今度は芝浦運河沿いを北向きに走ってゆきます。
700メートルポスト。「SHIBAURA」のエンブレムは他にも随所にあります。
港栄橋をくぐります。
800メートルポスト。
芝浦アイランドクリニックモールの前を通過。
900メートルポスト。
1,000メートルポスト。
芝浦アイランドグローブタワーとエアタワーを横目に見ます。
汐彩橋の下を通過。ここのトンネルは高さ1.9メートルです。背の高い人は注意してください。
大丸ピーコックなどが入っているエアテラスの前を通過。
1,100メートルポスト。柵の向こう側に、芝浦アイランドとお台場、豊洲との間を定期運行している「アーバンランチ」が停泊していました。
「アーバンランチ」の乗り場はここです。
1,200メートルポスト。
船路橋の下を通過します。
1,300メートルポスト。
カルガモプロジェクトのみなさんが設置したカルガモの営巣場所があります。
1,400メートルポスト。渚橋をくぐった先に0メートルポストがあり、一周となります。一周の距離はおよそ1,425メートルです。

日陰はあまりないので夏場は暑いですが、水辺ですのでいくぶんしのげます。お手洗いはプラタナス公園とエアテラスの2階にあります。飲み物は大丸ピーコックで買えますがジョギング姿で入っていくのは勇気が要りますね。

着替えたりシャワーを浴びたりする場所は芝浦アイランド内にはありませんが、港区スポーツセンターを拠点として利用できるでしょう。ジョギング帰りにおなかがすいたら芝浦商店街でお食事をどうぞ。

2009年4月28日火曜日

日経BP記事「リニア新幹線は品川始発でよいのか」

日経BPネットに、4月27日付けで同社の高槻長尚記者の「リニア新幹線は品川始発でよいのか―都心部への乗り入れの可能性は?」という記事が掲載されていました。全文の閲覧には会員登録が必要なようになっているため、記事本文は引用できませんので、要約を掲載します。

  • リニア新幹線の始発駅の候補には東京駅、品川駅、新横浜駅の3駅が挙がっているが、東京駅か品川駅のどちらかだろう。
  • 市街地の集積度を見ると、東京駅周辺は品川駅周辺よりも格段に大きい。なので乗客の利便性を考えるなら東京駅が勝る。
  • しかし東京駅は地下構造物が多い。ターミナル駅施設の建設のしやすさを考えるなら、地下構造物が少ない品川駅が現実的である。
  • JR東海は建設費を抑制したいだろうから、リニア新幹線の始発駅には品川駅を選ぶだろう。だが、東京駅への延伸も、状況によっては可能なようにしておくべきだ。

「始発駅には品川駅を選ぶだろう。だが、東京駅への延伸も、状況によっては可能なようにしておくべきだ」という結論には異論はないのですが、そこに至るまでの考察過程には同意できませんね。乗客の利便性で東京駅が勝るということはなく、品川駅が勝っていると考えられるためです。

東京駅の地下には既に京葉線ホームがありますので、リニアのホームを作るとすればそのまた下、地下40メートルあたりになります。東京駅2階の在来線ホームからリニアに乗り換えるためには、エスカレーターを延々乗り継いでいかねばなりません。乗り換えにかかる時間は、現在の秋葉原駅での山手線からTXへの乗り換えや上野駅での山手線から新幹線への乗り換えとほぼ同等、もしくはそれよりも長くなります。乗り換え時間は10分は見ないといけないでしょう。

品川駅ならば地下空間に十分な余裕があります。1階の在来線ホームから、地下1階のコンコースを通って、地下2階のリニアに乗車するという動線とすることも可能です。乗り換え時間はものの2~3分で済むでしょう。東京駅から品川駅までは東海道線で7分です。東北縦貫線で大宮方面から来る乗客にとっては、東京駅で乗り換えるのも、品川駅で乗り換えるのも、所要時間はほとんど変わらないことになります。

こうしたことを考えると、リニア始発を東京駅とすることで利便性が向上するのは、せいぜい東京駅徒歩圏内と、地下つながりの京葉線沿線に限られます。一方、リニア始発を品川駅とすれば、城南地域全般、川崎、横浜などの広範な地域で、リニア始発を東京駅とするよりも利便性が大幅に向上します。受益者となる人口規模は比較にならないでしょう。

というわけで乗客の利便性を考えても品川駅始発は動きそうにありません。ですが東京駅での需要も相当な大きさがあるでしょう。ですから、東京駅への延伸も状況によっては可能なようにしておくべきという結論には異論はありません。

2009年4月26日日曜日

オフィス・デポ芝浦店で閉店セール中

芝浦四丁目の「オフィス・デポ芝浦店」で閉店セールを実施中です。


オフィス・デポ芝浦店
芝浦店は4月30日をもって閉店するため、在庫品一掃のためセール中です。ですが急いで買いに行く必要はありません。

オフィス・デポは日本市場からの店舗の撤退を表明しています。品川周辺では他に品川東口店と天王洲アイル店を展開しており、これらの店舗も順次閉店します。なので近隣住民の方は、閉店セールのチャンスはあと2回あると思われます。

オフィス・デポの日本での店舗は大部分が不採算店だったそうです。仕事で利用したこともありましたので、ニーズが全くないとは思いません。ですが日用品はスーパーやコンビニより高かったですし、たまに必要になる商品やサービスはアスクルで調達できるようになっていますので、オフィス・デポは間に挟まれて苦しくなっていたのでしょう。

オフィス・デポ芝浦店の跡地の今後ですが、私は個人的には「まいばすけっと」が出店すると予想しています。「まいばすけっと」は、イオングループが現在東京都と神奈川県で実験的に展開している、コンビニ程度の売り場面積を持つ超小型スーパーです。イオンは、この業態を採算ベースに乗せる見込みがついたとして、現在は30店舗のところ、2012年までに首都圏で500店舗にまで本格出店する方針を表明しています

芝浦四丁目は人口急増地域ですのでイオンでも目をつけているのではないかなと。さて予想は当たりますかね。

2009年4月25日土曜日

日通品川流通センターでキッチン用品セール

港南三丁目には日本通運の拠点があります。「日本通運品川流通センター」といいます。今日、そこの倉庫でキッチン用品のアウトレットセールが開かれていました。

アウトレットセールの主催は株式会社木村硝子店ほか5社です。食器、陶磁器、ワイングラス、調理器具、キッチン・ダイニング雑貨、ワイン、ジャムなどを取り扱っていました。4月25日(土)と26日(日)の2日間、11:00から18:00まで営業しています。詳細は木村硝子店のウェブサイトをご覧ください。

日本通運品川流通センターでは、このような目的のために休日のスペースを貸しているらしく、数か月に1度程度の頻度で、様々な主催者によるアウトレットセールが開かれています。近隣住民としては、こういった催し物は大歓迎です。

しかし、近隣住民への宣伝はあまり図られていないらしく、私も今日営業している様子を目にするまではセールの情報を知りませんでした。せっかくの販売機会を逸していると思います。もったいないのではないでしょうか。

2009年4月23日木曜日

芝浦・港南を舞台とするアニメ

2009年1月からテレビ朝日系列で、木曜26時40分から27時10分の時間帯に『黒神 The Animation』というアニメが放映されています。私は今では漫画にもアニメにも縁はありませんが、このアニメが近未来の芝浦・港南を舞台としていることを知り、興味を持ちました。

高校生の伊吹慶太は、母を亡くし、湾岸のマンションで一人暮らしをしています。ある夜、慶太はクロと名乗る少女と出会います。クロは「同じ顔の人間が出会うと死ぬ」という話を語ります。ともなくクロを抹殺しようとする謎の男が現れ、慶太は戦いに巻き込まれてゆきます…

『黒神 The Animation』第1話からの画像。楽水橋だ!背景のタワーマンションは紛れもなくタワーフェイスです。
芝潟橋近くですね。田町ハイレーンも見えます。私の会社に激近です。
アニメの世界では山手線新駅は既に開業しているようです。「芝浦港南駅」というネーミングは確かにありえます。

原作は2004年から『ヤングガンガン』で連載されています。原作は湾岸を舞台とするわけではないのですが、アニメ化にあたってストーリーや登場人物が大胆に見直され、舞台設定も湾岸とされました。なぜ湾岸を舞台に選んだのか、小林常夫監督がオフィシャルサイトでこうおっしゃっていました。

舞台は数年先の設定ではありますが、現代と変わらぬ普通の日常から物語を始めて、その後に近未来の水没都市を見せる事により、現代人が抱える漠然とした不安感のようなものをビジュアルとして見せたかったからです。

え、近未来には芝浦・港南が水没しちゃうんですか?勝手に水没させるな!

この風景はどう見ても有明です。「現代と変わらぬ普通の日常」があるのが芝浦・港南で、水没しちゃうのが有明だったんですね。それなら構いません。

『黒神 The Animation』は全24話、6月末頃までの放映が予定されています。

2009年4月21日火曜日

芝浦水再生センター再構築続報:人工地盤建設へ

『建設通信新聞』が、2009年4月21日付で、芝浦水再生センター再構築に関する続報を報じていました。

◆再生水施設を増設/東京都の芝浦センター再構築

東京都下水道局は、3期に分けて進める芝浦水再生センター再構築事業のうち、1期事業の始動に伴い、関連施設の整備に着手する。再生水処理施設を増設するほか、現在の雨天時汚水調整池などを覆蓋化するため、人工地盤約3haを整備する。いずれも2009年度に設計を委託する予定だ。着工時期は未定だが、再生水処理施設については、1期事業が完了する14年度ごろの完成を目指す。

再生水処理施設は、既存施設の老朽化に加えて、1期の雨天時貯留施設と業務・商業系ビルの合築事業が始動したことで増設する。

規模は、日量1万4900m3を処理する能力を持ち、地下には1万2000m3の再生水配水池も設ける。設備は膜ろ過を採用する。再生水は、1期で整備する合築ビルにも配水するため、着工時期は同ビルの建設スケジュールと調整した上で進める。処理施設の完成は、同ビルの完成と同時期の14年度を目指す。建設地は、旧海岸通りを挟んで同センター東側にある港区芝浦1-5の敷地約7000m2。

人工地盤による覆蓋化も、1期の着手に伴う事業。延べ18万m2の合築ビルを建設するには、立体都市計画を活用する必要がある。このため、同ビル建設地北側にある新第二沈殿池と雨天時汚水調整池の計3haを暫定的に人工地盤で覆蓋化し、合計5haの建設地として都市計画決定する。都市計画手続きは、今後2年程度かけて進めるため、この間に人工地盤の設置工事を進めるとみられる。

再構築事業は、芝浦水再生センター中央の約10haにある施設を、3期に分けて機能移転しながら連鎖的に更新していく。

1期事業について同局は3月、合築ビルの建設、運営事業者を、エヌ・ティ・ティ都市開発、大成建設、ヒューリック、東京都市開発、NTTファシリティーズ、日本水工設計の計6者グループに決めた。10年度に着工、14年度の完成を目指す。

2期事業は、1期の合築ビルが完成する14年度以降に、同ビル北側の人工地盤約3haのうち雨天時汚水調整池の部分を再び改良し、反応槽と第二沈殿池で構成する処理施設を整備する。1期に着手して2期が完了するまで、15年程度をみている。

3期事業は、1期、2期と同じ事業を、現在の旧第二沈殿池、新第二沈殿池、散気式ばっ気槽の敷地で同時に着手する予定だ。

芝浦水再生センターは、昭和6年に稼動を開始した、東京では3番目に古い水再生センターです。設備の老朽化が著しいため再構築が予定されています。品川駅にも近い好立地であることから、設備を再構築するついでに、上部空間をオフィスビルや都市公園として活用する計画が考えられています。

芝浦水再生センター空撮(東京都下水道局

この再構築事業の第一期工事は、今年3月にNTT都市開発を中心とするグループが落札しました。芝浦水再生センターの南西部分の一角にあたる敷地約1万1,000平方メートルに借地権を設定し、地下部分が雨天時貯留施設、地上部分がオフィス・商業ビルになるという合築ビルを建設します。


合築ビル建設予定地(日経BP社
この合築ビルは、地上32階地下2階建て、容積対象延べ床面積17万9,980平方メートルとありますから、面積や高さが丸の内パークビルディングとほぼ同じになります。丸の内パークビルディングは間近で見るとかなり巨大に感じますので、これと同じようなビルが建つのかと考えるとびっくりします。

建設通信新聞の記事でよくわからなかったのが、「同ビル建設地北側にある新第二沈殿池と雨天時汚水調整池の計3haを暫定的に人工地盤で覆蓋化し、合計5haの建設地として都市計画決定する。都市計画手続きは、今後2年程度かけて進めるため、この間に人工地盤の設置工事を進めるとみられる」という部分です。

容積率の関係で、上の空撮写真で青い天蓋となっている部分のうち、左半分は合築ビルの敷地に含まれるのですが、この記事は、今後2年程度のうちにこの部分が人工地盤で覆われることになると言っているように思います。もしそうであれば、水再生センターの風景は、今後2年程度で大きく変わることになります。

2009年4月19日日曜日

最初のエントリー


芝浦アイランド
東京都港区の山手線よりも海側の地域には、芝浦、港南、海岸、台場などの街があります。この地域は港区芝浦港南地区総合支所の担当区域となっています。

2007年4月、私は会社の人事異動で芝浦に異動してきました。 さらに2008年11月、とある幸運に恵まれまして、港南の住民となりました。現在は日常生活の大半を芝浦港南地域で過ごしていることになります。

芝浦港南地域は、都心に近い割にはいまひとつマイナーな場所です。私も、芝浦に異動してくる前は、この地域についてほとんど知識がありませんでした。

この地域に暮らしてみて、いくつかわかったことがあります。第一は、この地域は、運河をはじめとする水辺に囲まれた、快適で景観の優れた地域であるということ。第二は、この地域は将来が楽しみな、とても夢のある地域だということです。