2009年11月7日土曜日

ユリカモメの幼鳥がいた

高浜運河のユリカモメの群れの中に、少し変わった模様の個体がいました。くちばしと足が黄色く、翼に黒い羽が混じっています。この写真の個体の他にも、何羽か似た模様の個体を見かけます。

調べてみたら、ユリカモメの幼鳥のようです。つまり今年の初夏にカムチャツカ半島で生まれて、東京に初めて渡ってきた個体です。おそらくもう少ししたら完全に成鳥の冬羽に生え変わるのだろうと思います。

それにしてもユリカモメはカルガモと違って、この写真のように運河沿いの歩道の欄干に集団で止まっていることが多いので、次第に歩道がフンだらけになってきました。

2009年11月6日金曜日

JR東日本が品川駅付近に建設予定の3施設

いつも読んでいる建通新聞のサイトに、JR東日本が品川駅付近で予定している建設工事に関するニュースが掲載されていました。

【東京】品川駅付近に3施設を建設 JR東日本(10/23)

JR東日本(北区東田端2ノ20ノ68)は、品川駅付近に車両センターなど3施設を建設する。施工者は2010年3月初旬の着工をめどに決定する。

(2009/10/23)

いまさら何の工事だろうと思っていたら、これのことのようです。

(仮称)田町車両センター
港南2-10-177他
敷地面積15,340.49㎡
建築面積807.14㎡
地上7階建て

(仮称)品川保線技術センター
港南2-10-177他
敷地面積1,915.27㎡
建築面積564.40㎡
地上5階建て

(仮称)品川信号技術センター
港南2-10-146他
敷地面積8,952.58㎡
建築面積759.39㎡
地上5階建て

建築面積などから考えると、場所はおそらく5月頃から古い施設の解体工事が始まっていた、札の辻近くのこの場所ではないかと思います。再開発計画との関係はどうなっているのでしょうね。

2009年11月5日木曜日

品川駅構内特設売場の「八天堂」が期間延長

JR品川駅構内特設売場に臨時出店している八天堂の出店期間が延長になったようです。



品川駅構内の京急乗換口前のこの場所は、スウィーツ系の店舗が数ヶ月おきに入れ替わって出店しています。10月1日から「くりーむパン」で最近有名な八天堂が入っていて、毎日のように行列ができていました。

当初、ウェブサイトには出店期間は10月末までと書いてありましたが、好評のためか、予定を延長して11月末まで出店することになったようです。相変わらずの行列ですから、この調子だと再延長もありうるかもしれません。

八天堂の「くりーむパン」を私も買って食べてみました。写真は「くりーむパン(カスタード)」を半分に割ってみたところであり、決して食べかけではありません。ふわふわの生地とクリームが口の中で合わさり、とってもおいしいです。

ただ、値段は1個200円と少しお高いです。おいしいものなので仕方ありませんが150円なら良かったかな。

2009年11月1日日曜日

芝浦・港南エリアの11月のイベントカレンダー

11月のイベントカレンダーです。追加情報がありましたら教えてください。

1日(日) 9:00-21:00 港区スポーツセンター区民無料公開日
 〃 10:00-16:00 品川インターシティフリーマーケット
 〃 11:00-14:00頃 もったいない市場(東横イン品川駅高輪口)
3日(祝) 10:00-16:00 品川インターシティフリーマーケット
5日(木) 10:00-18:00 東京アメリカンクラブ インターナショナルバザー
6日(金) 10:00-16:00 東京アメリカンクラブ インターナショナルバザー
6日(金)~
8日(日)
10:00-17:00 東京海洋大学海鷹祭
8日(日) 10:00-16:00 品川インターシティフリーマーケット
13日(金)~
日曜休館
9:30-16:30 家具のリサイクル展(港資源化センター)
14日(土) 10:00-18:00 芝浦港南ふれあいまつり
15日(日) 9:00-21:00 港区スポーツセンター区民無料公開日
 〃 10:00-19:00 芝浦港南ふれあいまつり
 〃 10:00-16:00 品川インターシティフリーマーケット
 〃 11:00-14:00頃 もったいない市場(東横イン品川駅高輪口)
22日(日) 10:00-16:00 品川インターシティフリーマーケット
23日(祝) 10:00-16:00 品川インターシティフリーマーケット
29日(日) 10:00-16:00 品川インターシティフリーマーケット

2009年10月31日土曜日

天皇陛下港南へ

今日午前、天皇皇后両陛下が、「第29回全国豊かな海づくり大会」の式典に出席されるため、港区港南の東京海洋大品川キャンパスにいらっしゃいました。

大学周辺では一昨日くらいから多くの警察官が24時間体制で警備を行っていました。今朝は運河に警視庁の警備艇までが出動していたようです。おかげさまで、もともと平和な周辺地域の治安もさらに万全といった感じでした。

今年に入って天皇陛下は7月24日10月11日にも海洋大学にいらっしゃっています。天皇陛下はハゼの研究者でいらっしゃいますから縁が深いのでしょう。

そういえば昭和天皇は軟体動物の研究で有名でしたし、秋篠宮殿下はナマズの研究をされていますから海洋大学にもそのうちお越しになるかもしれませんね。

2009年10月21日水曜日

ユリカモメが帰ってきた!

今朝、本ブログのトップ画像にも採用しているユリカモメを、今シーズン初めて高浜運河で見かけました。シベリアから帰ってきたようです。東京はまだまだ結構暖かいですが、シベリアはもう寒いのでしょう。

「帰ってきた」と書きましたが、群れの中には今年の初夏に生まれて大都会東京を初めて目にした個体もいるはずですね。例年ですとこれから後続の群れも加わって、100羽くらいが運河に住み着くことになります。

写真左上の鳥は顔がやや黒いですが、やはりユリカモメで、夏の羽毛が少し残っている状態です。

こちらは模様は似ていますがウミネコさんです。ユリカモメとは逆に南から渡ってきた鳥ですからもうじき南へ帰ります。居場所を占領されてなんだか不機嫌そうですね。

2009年10月19日月曜日

港南五丁目で屋外広告の撤去が始まる

港南五丁目で屋外広告の撤去が始まったようです。ホクレン東京食品流通センターの屋上に設置されていた屋外広告の撤去工事が進んでいました。

こちらは10月4日の様子。

こちらは10月18日の様子です。

東京都は2007年に東京都景観計画を策定し、芝浦、港南、台場、有明、豊洲、晴海周辺エリアの大部分を水辺景観形成特別地区に指定しました。2009年以降は港区に景観行政団体の役割が移されました。10月1日から適用されている港区景観計画では、引き続き芝浦・港南エリアの大部分が水辺景観形成特別地区に指定されています。

港区景観計画では、臨海部での良好な景観の形成を目的として、水辺景観形成特別地区においてはピカピカ光るネオンサインのような屋外広告の設置を許可しないとしています。既存の屋外広告については撤去費用の3分の2を都と区で合わせて補助する制度を施行しています。今回のホクレンの広告の撤去もこうした流れの一環であろうと思います。

港南五丁目には巨大な屋外広告がまだいくつか残っています。元々は首都高羽田線を走る車に向けて作ったものだと思いますが、現在では高層マンションが林立しているせいで首都高からはよく見えなくなっています。

いまどき屋外広告に影響されて物を買う消費者も少ないでしょうし、逆に景観を破壊することで企業イメージを悪くしているだけだと思いますから、屋外広告はさっさと撤去した方がいいんじゃないでしょうか、某ビール会社さん。

2009年10月18日日曜日

運河にマガモが飛来

先週の中ごろから、高浜運河でマガモの姿をちらほら見かけるようになりました。写真はおそらくマガモのメスであると思います。

先週の中ごろにはオスを含む10数羽の群れの姿もあったのですが、週末には見かけませんでした。もしかしたら今いるマガモにとっては、東京は最終目的地ではなく、渡りの途中で休憩しているだけなのかもしれません。

ご存知の通りマガモは夏場をシベリアで過ごし、冬場に日本に渡ってきます。これからの季節、運河はマガモやユリカモメが群れをなし、にぎやかになります。入れ替わりでウミネコは南へ帰り、カルガモも大半はどこかへ行ってしまいます。

カルガモ、マガモ、ウミネコをこのように同時に見られるのも、いまのうちだけのようです。

2009年10月17日土曜日

食肉市場まつり2009

東京都中央卸売市場食肉市場で開催されていた「東京食肉市場まつり2009」に行ってきました。肉類が無料試食できたり、卸値価格で買えたりが人気のイベントです。開催期間は今日と明日の2日間です。

今回は「しまね和牛」の無料試食を一番の目当てにしていました。しかし開始予定時刻の11時には既に行列ができており、定員に達していました。

どうやら予定時刻を繰り上げて始めていたようです。来年はもっと早くから並ばねば。

仕方ないので銘柄豚の無料試食のほうに並んだのですが、こちらも長蛇の列。

無料提供されていたのは岩手県産銘柄豚の岩中豚(いわちゅうぶた)のとんかつです。やわらかくておいしく、とんかつにするのがもったいないくらいです。

お肉の販売もやっていましたが、買いませんでした。品川駅前にはカネカ畜産という安くておいしい肉屋があるので、あえてこういうイベントで買う必要もないのです。

2009年10月9日金曜日

台風18号の影響で運河でも高潮位に

昨日の出勤時間帯は台風18号の影響で首都圏の鉄道路線の多くがストップし、品川駅では足止めされた乗客が路上にまで溢れて大変な混雑だったそうですね。バスor徒歩通勤の私には無縁の話なんですけど。

さて、品川駅で大変な事態が起きていた頃、品川駅近くの高浜運河でも大変な事態が起きていました。なんと運河の水が溢れて運河沿いの歩道が水に浸かっていたのです。これほど潮位が上がっているのを見たのは初めてでした。

東京都港湾局の潮位記録によれば、東京港の測定点(港南三丁目)の潮位は10月8日9:20頃にA.P.(荒川工事基準面)2.56メートルに達しました。普段は、一番潮位が高くなる9月頃の大潮の満潮時でも潮位はA.P.2.05メートル程度ですから、それよりも50センチも高い潮位を記録したことになります。

台風や低気圧が接近すると、気圧が下がって海水面が吸い上げられる効果と、風で海水が吹き寄せられる効果とが合わさり、高潮が引き起こされます。特に今回のように台風が東京の西側をかすめる形で通過すると、東京湾では南風が吹きますから湾内に海水が吹き寄せられやすくなります。さらに今回は大潮の直後であり、かつ台風の通過と満潮とが同時刻でしたから、高潮が発生しやすい条件が重なっていたことになります。

昨日の潮位は2006年10月以来3年振りの高潮位でした。なお、3年前のくしくも同じ10月8日には、発達した低気圧の影響で異常潮位が引き起こされるという出来事があり、このときには東京港の潮位は最高でA.P.2.72メートルに達しました。歴史をさかのぼれば、大正7年9月30日~10月1日の台風では、東京湾の潮位はA.P.4.21メートルを記録しました。このときは高潮により東京や千葉で1,324人の死者・行方不明者を出しています。

高潮の被害を受けやすいのは大河の河口部の沖積平野です。特に東京東部のゼロメートル地帯では、もし防潮堤が決壊したら大きな被害を受けるおそれがあります。一方、芝浦や港南の埋立地では高潮を心配する必要はほとんどありません。多くの埋立地は、高潮で予想される潮位よりもさらに高くまで土が積まれているためです。実際、昨日の状態からさらに1.5メートルくらい潮位が高くなったとしても、うちの前までは水は来ないだろうなと思いました。

2009年10月7日水曜日

プレミアム付きスマイル商品券ふたたび

10月1日より、港区商店街振興組合連合会のプレミアム付きスマイル商品券が販売開始になりました。

プレミアム付きスマイル商品券は、1冊1万円で商品券の綴りを買うと、500円券が22枚綴りになっており、1万1千円分の買い物ができる仕組みになっています。港区在住者か在勤者であれば1人5冊まで購入することができますが、利用できるのは港区内の商店会に加入している店舗または医療機関に限られます。また、有効期限が来年の3月31日までであること、500円以下の買い物をしてもお釣りが出ないなどの制限があります。

前回は3月にも同様の商品券が発売されていました。このときは長い間売れずに残っていたので、今回ものんびりしていたのですが、いざ買いに行ったら芝浦三丁目のミナトヤさんでは既に売り切れていました。

今回は発売早々に品薄となったのはなぜか考えてみると、発行部数が前回の3分の1しかないこと、前回は港区在住者のみが購入可能だったものが今回は在勤者にも対象を広げたこと、スーパーなどの利用可能店舗が増えたことなどが要因であると思います。

あちこち探したところ、芝二丁目の「くらしの百貨スズキ」ではまだ売れ残りがありました。ですがこちらの店でも売り切れは早いと思います。欲しい方はお早めにどうぞ。

2009年9月30日水曜日

芝浦・港南エリアの10月のイベントカレンダー

夏から秋にかけて毎週のようにあちこちでイベントが行われています。整理しておかないと忘れてしまうのでカレンダーを作りました。芝浦・港南エリアおよび周辺地域で開催される、多くの人に関係がありそうなイベントを列挙しています。

1日(木) 都民の日(多数の施設で割引等あり)
4日(日) 9:00-21:00 港区スポーツセンター区民無料公開日
 〃 10:00-16:00 品川インターシティフリーマーケット
 〃 11:00-14:00頃 もったいない市場(東横イン品川駅高輪口)
10日(土) 11:00-17:00 みなと区民まつり(芝公園一帯)
~10日(土)
日曜休館
9:30-16:30 家具のリサイクル展(港資源化センター)
11日(日) 10:00-16:00 みなと区民まつり(芝公園一帯)
 〃 10:00-16:00 品川インターシティフリーマーケット
12日(祝) みなと区民スポーツ・体育祭
(スポーツセンター周辺)
 〃 10:00-16:00 品川インターシティフリーマーケット
17日(土) 10:00-16:00 2009東京食肉市場まつり
 〃 10:00-16:00 品川インターシティフリーマーケット
18日(日) 9:00-21:00 港区スポーツセンター区民無料公開日
 〃 10:00-15:00 2009東京食肉市場まつり
 〃 10:00-16:00 品川インターシティフリーマーケット
 〃 11:00-14:00頃 もったいない市場(東横イン品川駅高輪口)
25日(日) 10:00-17:00 芝浦運河まつり(新芝橋付近)
 〃 10:00-16:00 品川インターシティフリーマーケット
26日(月) 17:00-22:00 芝浦運河まつり(新芝橋付近)

2009年9月13日日曜日

まっすぐ道路開通

東京都市計画道路補助第123号線、通称「まっすぐ道路」が、今朝から通行できるようになりました。

都市計画道路補助第123号線は、御楯橋の近くを起点とし、これまでは昔の港湾道路の名残でカーブを描きながら海岸通りに接続してました。ですがこれでは土地を無駄に使う上に方角によっては回り道になりますので、線形改良を施して直線化する工事が進められてきました。今日の開通は暫定的なもので、今後も共同溝の整備などの工事が続くようです。

都市計画道路補助第123号線は、誰が名づけたのか、ネットの掲示板では「まっすぐ道路」という通称で呼ばれています。道路整備によって、港南小学校の移転用の敷地が生み出されたり、ワールドシティータワーズなどの一部のマンションでは品川駅までの所要時間が短縮されるなどの効果がありました。

一方で身近なところで悪影響もありました。ジャスコ品川シーサイド店の無料循環バスは、これまで港南4丁目交差点の近くにバス停がありましたが、道路整備の影響でこのバス停が廃止されたようです。うちからだと少し不便になってしまいました。

2009年9月6日日曜日

カルガモの姿がめっきり減った

8月29日に高浜運河で季節外れの9羽のカルガモ雛鳥(高浜運河f)が誕生しましたが、8月31日に台風11号の風雨があり、翌日には2羽しか確認できませんでした。残念ながら、兄弟たちは増水で流されたり雨に打たれて衰弱したりして死んでしまったのではないかと思います。

高浜運河には、港区の内陸部で降った雨水が集まってきて海に流れ出る出口があり、大雨が降ると水の流れが生じます。孵化して間もない雛鳥たちは水流に勝てずに流されてしまうようです。残酷ではありますが、普通の自然の川で生まれていたとしたら、同じような雨に遭ったら全滅は免れないでしょうから、それよりはましだったと考えるほかないと思います。

高浜運河fの生き残った2羽は今週末の時点では無事でした。芝浦・港南エリアの運河には他に親子連れはいないので、ナワバリ争いのようなこともないらしく、エリア内のあちこちを泳ぎ回っています。今後の無事の成長を祈るばかりです。

ところで、9月に入り、芝浦・港南エリアの運河ではカルガモの姿がめっきり減りました。写真は渚橋の下のところの様子ですが、カルガモの姿を全く見かけませんでした。

こちらは同じ場所の8月下旬の様子。つい先日までこんなにたくさんいたんですけどねえ。

カルガモは留鳥とされていますが、冬場はこの界隈ではほとんど見かけないので、季節によって生息地を変えているようです。もしかして稲の穂を食べに田んぼのある郊外へ行ったのかな?


(9/14追記)高浜運河では先週後半くらいからカルガモの姿がまた増えてきました。姿が見えなかったのは一時的なものだったんでしょうかね。どこに行っていたのかは気になります。

2009年9月5日土曜日

港南3丁目合同祭り2009

今日、港南三丁目にある「港南三丁目遊び場」という小さな公園で、恒例の「港南3丁目合同祭り」が開催されました。

このお祭りでの最大の話題は、つばめグリルさんが出店する屋台ハンバーグです。公園のすぐ隣につばめグリルさんのセントラルキッチンがあり、美味しそうな香りを漂わせているのですが普段は食べることはできません。

ですが今日だけは特別です。お祭りが始まる前から既に長蛇の列ができていました。値段は1人前300円という大サービスで、内容はこの通り。味は大満足でした。

私は3時から並んで、4時に販売開始、順番が回ってきたのが5時半だったのでなんと2時間半待ちでした。これでもまだいいほうで、長い人では3時間以上並んだ人もいたのではないかと思います。

余談ながら、港南三丁目遊び場は春は桜がとてもきれいな隠れた名所です。花見客も多くはありません。

2009年8月31日月曜日

季節外れのカルガモ赤ちゃん、高浜運河でも9羽誕生

8月25日に『季節外れのカルガモ赤ちゃん、品川区小山の弁天池で10羽誕生』というニュースがありました。このニュースを耳にして、そういえば高浜運河では7月末頃までは大勢いたカルガモの雛鳥たちの姿をめっきり見かけなくなったなと寂しさを感じていたところでした。

ところが、8月29日(土)の昼下がりのこと。

なんと、高浜運河でも9羽のカルガモの赤ちゃんが誕生していました。

昨年の同時期には芝浦西運河で孵化した例がありましたので、今年も見られるかもしれないと期待はしていました。品川区小山の弁天池の話では、4月に生まれた雛の母親が、雛が巣立った後に今シーズン2度目の抱卵を行い、孵化に至ったそうです。今回の高浜運河の例も同様かもしれません。

生まれたばかりの雛たちは、冬がやって来る前に大きくなり、独り立ちを果たさねばなりません。時間的にはぎりぎりになります。頑張って欲しいものです。

さて、他のカルガモ雛たちの動向です。

こちらは8月23日に撮影したもの。7月14日頃に孵化した高浜運河Yの6羽のようにも見えますが、成長して行動範囲が広がり、親鳥から離れて行動することも多くなっていたため、正確にはわかりません。この日以降は、同時期に孵化した雛鳥たちとごちゃごちゃになり、見分けがつかなくなってしまいました。

こちらは8月25日の写真。7月17日頃に孵化した高浜運河aの8羽かなとも思いますが、やはり正確には不明です。

8月23日の写真。7月23日頃に孵化した高浜運河bの2羽のようです。その後はやはり他の雛鳥たちと見分けがつかなくなってしまいました。

8月19日の写真。7月25日頃に孵化した高浜運河cの4羽です。この日以降は、新たなねぐらを見つけたのか、高浜運河周辺では見かけなくなりました。

8月27日の写真。7月31日頃に孵化した高浜運河dの3羽です。以降は見かけませんが、おそらく高浜運河周辺にいるのではないかと思います。

この高浜運河dと雛混ぜを起こしたりしていた、8月4日頃に孵化した高浜運河eの5羽がいましたが、高浜運河eは8月10日に大雨が降って以降、姿を見なくなりました。想像ですが、大雨の中でまた親鳥とはぐれ、残念ながら死んでしまったのではないかと思います。

あと、雛鳥ではありませんが、最近高浜運河では、右足に緑色の輪ゴムのようなものをつけたカルガモの個体を見かけます。生態調査か何かでしょうか。一応報告しておきます。

2009年8月24日月曜日

国土交通省地価LOOKレポート2009年8月

国土交通省地価調査課が3か月に1度発表している「主要都市の高度利用地地価動向報告」(地価LOOKレポート)の平成21年8月版が公表されました。これは、平成21年第2四半期(4/1~7/1)における全国主要都市の地価動向をまとめたものです。

調査対象となった150地区のうち147地区で地価は下落しており、依然として下落傾向は続いています。辛うじて横ばいとなった3地点は新潟駅南、鹿児島中央駅、武蔵小杉でした。武蔵小杉では来年3月の横須賀線の新駅開業が期待を押し上げたようです。

東京23区内では全ての地区で地価は下落しましたが、一部の地区では底入れの兆しが見えてきたようです。特に芝浦では「底入れの兆しが確かになりつつある」とのコメントでした。以下に芝浦に関する評価員のコメントを抜粋します。

  • 芝浦地区周辺における取引価格は下落傾向が見られるが、当該地区のマンション価格は下げ止まりの兆候を顕著に示してきており、当該地区内には土地の取引は見られないものの土地価格は底入れしてくるものと見られる。
  • 不動産価格が下落傾向にあることから期待利回りは上昇している。また、取引利回りは価格が急落したことから大幅な上昇を示していたが、当地区では当期は前期と比較して空室率の低下がはっきりと見られ、賃料も堅調であり取引利回りの上昇傾向は鈍化すると見られる。
  • 当該地区内には新規分譲はないものの最近分譲された超高層分譲住宅の中古の売出しが多く、この売出し価格は、前期は大幅な下落傾向から横ばいと底入れの兆しを見せていたが、当期はその傾向が明らかになりつつある等、マンション分譲価格は底入れしてきており、横ばい傾向にある。
  • 当地区内の超高層賃貸住宅の募集賃料は横ばいで推移しており、空室も前期は大幅に減少したが、当期も減少が続いておりマンション賃料は下げ止まりつつある。
  • 当該地区では土地の取引はないが、中古マンションの売出し価格は、前期は大幅な下落から横ばいへ転じつつあったが、当期は前期と同様に横ばいと底入れが近いと見られ、また、賃貸住宅の空室も前期と同様に当期も減少しおり、地価動向はやや下落傾向にあるものの底入れの兆しが確かになりつつある。

これとは全く別に、先日のダイヤモンドオンラインの記事では、不動産専門家の「東京都区部で特に上昇中なのが港区、なかでも田町駅周辺、三田、芝浦、高輪あたり」というコメントが掲載されていました。このエリアでは地価はいよいよ底入れでしょうか。

ただし景気動向から考えれば、底入れから反転上昇というわけにはいかないでしょうね。

2009年8月23日日曜日

オフィス・デポ跡地のいま(ドラッグストア、コンビニ、文具店)

かつて芝浦・港南の周辺エリアには、芝浦四丁目、品川グランドコモンズ、天王洲アイルの3箇所にオフィス・デポの店舗がありましたが、オフィス・デポが店舗事業からの撤退を決めたため今年4月から6月にかけて3店とも閉店してしまいました。

これらのオフィス・デポ店舗跡地では、現在までに次のテナントが開店済みもしくは営業開始間近となっています。現状をまとめます。

芝浦四丁目にあった「オフィス・デポ芝浦店」の跡地です。6月1日に「ドラッグストア スマイル 芝浦海岸通店」として開店しました。これまで芝浦には日用品を扱う大型店がなかったため周辺住民のみなさんは重宝しているようです。たまに行くと、お客がそこそこ入っています。

品川グランパサージュにあった「オフィス・デポ品川東口店」の跡地です。8月4日に「ファミリーマート品川グランパサージュ店」として開店しました。品川グランパサージュには以前から下の階にローソンがあるのですから、どうせなら新しい店はコンビニではなくもっと特色のある店になって欲しかった。

天王洲アイルにあった「オフィス・デポ天王洲アイル店」の跡地です。9月に「文房具店TAG」の店舗としてオープンするそうです。オフィス・デポが撤退したせいで周辺エリアから文房具店が無くなるところでしたが、1箇所だけは残って良かったです。

文房具店TAGを展開しているタケダ事務機は京都の会社で、どうやら東京へは初出店のようです。文房具店が無くなると困ってしまうので、どうか撤退などしないよう頑張ってください。

2009年8月22日土曜日

港南花火大会2009

今日は港南中学校の校庭で「港南花火大会」が開催されました。

港南花火大会は今年が初めての開催です。港南子ども中高生プラザに集まっていた中高生の皆さんが、何かイベントはできないかと企画したものだそうです。実行委員長の中学生の子が立派に開会挨拶を務めていました。また、港区の関係者の皆さんのご尽力があったことも忘れてはいけません。

東京湾大華火祭のような本格的なイベントに比べれば小規模ではありましたが、打ち上げ場所は観覧席の港南和楽公園や港南のマンション群から至近距離でしたから、迫力は十分だったと思います。

来年以降も港南の夏の恒例行事として定着すると良いですね。中高生諸君にばかり仕事をさせるのも申し訳ないので何かお手伝いせねばならないと思います。ただ心配なのは予算がどうなるかです。

2009年8月17日月曜日

港南花火大会2009開催予告

先週は夏休みのため当ブログの更新が滞り申し訳ございませんでした。さて、ここ港区港南では今週の土曜日(8月22日)に「港南花火大会」が開催されます。会場は港南中学校の校庭で、地図上ではこのへんです。

午後6時30分から7時15分までは第一部「家族花火コーナー」です。各家庭で港南中学校の校庭に花火を持ち込んで自由に楽しみます。マンション住まいでは普段なかなか花火はできませんからね。良い企画だと思います。

午後7時30分から8時までは第二部「打ち上げ花火」です。港南中学校の校庭から花火が打ち上げられます。数は約65発とごく少数ですが、打ち上げ場所は港南のマンション群からすぐ目の前です。向きによってはバルコニーに花火の燃えカスが飛び込んでくるのではないかと思えるほどの迫力になりそうです。

港南花火大会は今年が初めての試みのようですが、運営資金はどう確保したのでしょうか?もとより東京湾大華火祭が間近で見られる港南ですが、この港南花火大会も、運営資金の問題を解決して、来年以降も新たな風物詩として定着して欲しいですね。

2009年8月9日日曜日

訃報と新たな命

まずは訃報です。カルガモプロジェクトさんによれば、芝浦の運河のアイドルだったアヒルの芝次郎くんが、今月6日頃亡くなったそうです。どうやら老衰だったのではないかとのことです。とても残念です。

一方で高浜運河では、今月4日頃、新たに5羽のカルガモの雛鳥(高浜運河e)が孵化しました。芝次郎くんの分も、頑張って生き抜いて欲しいですね。

高浜運河eの5兄弟は、早々に災難に巻き込まれていました。今週半ばのある昼下がりのこと。生まれて間もない5兄弟が、親鳥とはぐれてしまったらしく、子供たちだけで運河をさまよっていました。

「ママ・・・ママ・・・どこ行っちゃったの?」

高浜運河eの親鳥は、寂しそうな声で鳴きながら、子供たちを捜します。「子供たち、どこに行ったのかしら・・・」

一方、こちらでは高浜運河dの親子がお休み中。「今日もいい天気ねえ。」

お休みを終えた高浜運河dの親子が出かけたところで、迷子となっている高浜運河eの子供たちと遭遇。

ちょっとちょっと、そっちはママじゃないよ!

結局、みんなついて行っちゃいました。明らかに大きさの違う子が混じってるのに、この母親は気がつかないんでしょうか?

でも、翌日確認したところ、迷子の子供たちは無事に本来の母親のところに戻っていました。どんないきさつがあって戻ることができたのかはわかりませんが、良かった良かった。

さて、8月8日(土)の時点で、芝浦・港南エリアの運河で私が確認できたカルガモ親子は次の通りでした。

ファミリー名 推定孵化日 初回確認雛 8/8の状況 備考
高浜運河X 7/12~7/13 5羽 5羽
高浜運河Y 7/13~7/14 6羽 6羽
高浜運河Z 7/14~7/15 5羽 5羽
高浜運河a 7/16~7/17 8羽 8羽
高浜運河b 7/22~7/23 3羽 2羽
高浜運河c 7/24~7/25 4羽 4羽
高浜運河d 7/30~7/31 3羽 3羽
高浜運河e 8/3~8/4 5羽 5羽

高浜運河では、6月に生まれたと思われる雛鳥たちを何羽か見かけるのですが、既にかなり成長し、親離れしてバラバラに行動しているので、どの親子かは特定できません。こちらの写真は6月20日頃に孵化した高浜運河Sの6羽かなとも思いますが、定かではありません。

こちらの5羽は7月13日頃に孵化した高浜運河Xのようです。同時期に孵化した高浜運河Zも同じく5羽ですが、両者が別個に存在していることを確認しています。ただし両者が逆である可能性は捨て切れません。高浜運河Xは、先週は4羽しか確認できなかったため、1羽死んでしまったのかと思っていましたが、やはり5羽とも生きていました。

7月14日頃に孵化した高浜運河Yの6羽です。浜路橋と高浜橋の間で見かけることが多いです。最初に確認した6羽全員が健在です。

7月15日頃に孵化した高浜運河Zの5羽のようです。高浜運河Xと紛らわしいですが、別の親子であることは確認しています。両者とも行動範囲が広がり、ますます紛らわしくなってきました。最初に確認した5羽全員が健在です。

7月17日頃に孵化した高浜運河aの8羽です。新港南橋下のテトラポッドをねぐらとしていますが、そこから離れた場所でも見かけるようになりました。最初に確認した8羽全員が健在です。

7月23日頃に孵化した高浜運河bの2羽です。相変わらず高浜運河bの親鳥は人間に対する警戒心が強いです。割と広範囲のいろいろな場所で見かけます。

7月25日頃に孵化した高浜運河cの4羽です。新港南橋下のテトラポッドの周辺で見かけます。最初に確認した4羽全員が健在です。

7月31日頃に孵化した高浜運河dの3羽です。一旦は高浜運河eと雛混ぜを起こして8羽のファミリーになっていましたが、再度分かれたようです。最初に確認した3羽全員が健在です。

そして、8月4日頃に新たに5羽の雛鳥(高浜運河e)が孵化していました。おそらく、新しく生まれてくるカルガモの雛鳥は今年はこのあたりで最後ではないかと思います。

高浜運河では成鳥のカルガモがつがいでいる様子をめっきり見かけなくなりました。現時点で抱卵している成鳥はもういないのではないかと思います。ただしカルガモプロジェクトさんでは芝浦で昨年8月末に孵化した例を確認していますので、今後も新たな雛鳥が生まれてくる可能性はありえます。