2009年8月31日月曜日

季節外れのカルガモ赤ちゃん、高浜運河でも9羽誕生

8月25日に『季節外れのカルガモ赤ちゃん、品川区小山の弁天池で10羽誕生』というニュースがありました。このニュースを耳にして、そういえば高浜運河では7月末頃までは大勢いたカルガモの雛鳥たちの姿をめっきり見かけなくなったなと寂しさを感じていたところでした。

ところが、8月29日(土)の昼下がりのこと。

なんと、高浜運河でも9羽のカルガモの赤ちゃんが誕生していました。

昨年の同時期には芝浦西運河で孵化した例がありましたので、今年も見られるかもしれないと期待はしていました。品川区小山の弁天池の話では、4月に生まれた雛の母親が、雛が巣立った後に今シーズン2度目の抱卵を行い、孵化に至ったそうです。今回の高浜運河の例も同様かもしれません。

生まれたばかりの雛たちは、冬がやって来る前に大きくなり、独り立ちを果たさねばなりません。時間的にはぎりぎりになります。頑張って欲しいものです。

さて、他のカルガモ雛たちの動向です。

こちらは8月23日に撮影したもの。7月14日頃に孵化した高浜運河Yの6羽のようにも見えますが、成長して行動範囲が広がり、親鳥から離れて行動することも多くなっていたため、正確にはわかりません。この日以降は、同時期に孵化した雛鳥たちとごちゃごちゃになり、見分けがつかなくなってしまいました。

こちらは8月25日の写真。7月17日頃に孵化した高浜運河aの8羽かなとも思いますが、やはり正確には不明です。

8月23日の写真。7月23日頃に孵化した高浜運河bの2羽のようです。その後はやはり他の雛鳥たちと見分けがつかなくなってしまいました。

8月19日の写真。7月25日頃に孵化した高浜運河cの4羽です。この日以降は、新たなねぐらを見つけたのか、高浜運河周辺では見かけなくなりました。

8月27日の写真。7月31日頃に孵化した高浜運河dの3羽です。以降は見かけませんが、おそらく高浜運河周辺にいるのではないかと思います。

この高浜運河dと雛混ぜを起こしたりしていた、8月4日頃に孵化した高浜運河eの5羽がいましたが、高浜運河eは8月10日に大雨が降って以降、姿を見なくなりました。想像ですが、大雨の中でまた親鳥とはぐれ、残念ながら死んでしまったのではないかと思います。

あと、雛鳥ではありませんが、最近高浜運河では、右足に緑色の輪ゴムのようなものをつけたカルガモの個体を見かけます。生態調査か何かでしょうか。一応報告しておきます。

2009年8月24日月曜日

国土交通省地価LOOKレポート2009年8月

国土交通省地価調査課が3か月に1度発表している「主要都市の高度利用地地価動向報告」(地価LOOKレポート)の平成21年8月版が公表されました。これは、平成21年第2四半期(4/1~7/1)における全国主要都市の地価動向をまとめたものです。

調査対象となった150地区のうち147地区で地価は下落しており、依然として下落傾向は続いています。辛うじて横ばいとなった3地点は新潟駅南、鹿児島中央駅、武蔵小杉でした。武蔵小杉では来年3月の横須賀線の新駅開業が期待を押し上げたようです。

東京23区内では全ての地区で地価は下落しましたが、一部の地区では底入れの兆しが見えてきたようです。特に芝浦では「底入れの兆しが確かになりつつある」とのコメントでした。以下に芝浦に関する評価員のコメントを抜粋します。

  • 芝浦地区周辺における取引価格は下落傾向が見られるが、当該地区のマンション価格は下げ止まりの兆候を顕著に示してきており、当該地区内には土地の取引は見られないものの土地価格は底入れしてくるものと見られる。
  • 不動産価格が下落傾向にあることから期待利回りは上昇している。また、取引利回りは価格が急落したことから大幅な上昇を示していたが、当地区では当期は前期と比較して空室率の低下がはっきりと見られ、賃料も堅調であり取引利回りの上昇傾向は鈍化すると見られる。
  • 当該地区内には新規分譲はないものの最近分譲された超高層分譲住宅の中古の売出しが多く、この売出し価格は、前期は大幅な下落傾向から横ばいと底入れの兆しを見せていたが、当期はその傾向が明らかになりつつある等、マンション分譲価格は底入れしてきており、横ばい傾向にある。
  • 当地区内の超高層賃貸住宅の募集賃料は横ばいで推移しており、空室も前期は大幅に減少したが、当期も減少が続いておりマンション賃料は下げ止まりつつある。
  • 当該地区では土地の取引はないが、中古マンションの売出し価格は、前期は大幅な下落から横ばいへ転じつつあったが、当期は前期と同様に横ばいと底入れが近いと見られ、また、賃貸住宅の空室も前期と同様に当期も減少しおり、地価動向はやや下落傾向にあるものの底入れの兆しが確かになりつつある。

これとは全く別に、先日のダイヤモンドオンラインの記事では、不動産専門家の「東京都区部で特に上昇中なのが港区、なかでも田町駅周辺、三田、芝浦、高輪あたり」というコメントが掲載されていました。このエリアでは地価はいよいよ底入れでしょうか。

ただし景気動向から考えれば、底入れから反転上昇というわけにはいかないでしょうね。

2009年8月23日日曜日

オフィス・デポ跡地のいま(ドラッグストア、コンビニ、文具店)

かつて芝浦・港南の周辺エリアには、芝浦四丁目、品川グランドコモンズ、天王洲アイルの3箇所にオフィス・デポの店舗がありましたが、オフィス・デポが店舗事業からの撤退を決めたため今年4月から6月にかけて3店とも閉店してしまいました。

これらのオフィス・デポ店舗跡地では、現在までに次のテナントが開店済みもしくは営業開始間近となっています。現状をまとめます。

芝浦四丁目にあった「オフィス・デポ芝浦店」の跡地です。6月1日に「ドラッグストア スマイル 芝浦海岸通店」として開店しました。これまで芝浦には日用品を扱う大型店がなかったため周辺住民のみなさんは重宝しているようです。たまに行くと、お客がそこそこ入っています。

品川グランパサージュにあった「オフィス・デポ品川東口店」の跡地です。8月4日に「ファミリーマート品川グランパサージュ店」として開店しました。品川グランパサージュには以前から下の階にローソンがあるのですから、どうせなら新しい店はコンビニではなくもっと特色のある店になって欲しかった。

天王洲アイルにあった「オフィス・デポ天王洲アイル店」の跡地です。9月に「文房具店TAG」の店舗としてオープンするそうです。オフィス・デポが撤退したせいで周辺エリアから文房具店が無くなるところでしたが、1箇所だけは残って良かったです。

文房具店TAGを展開しているタケダ事務機は京都の会社で、どうやら東京へは初出店のようです。文房具店が無くなると困ってしまうので、どうか撤退などしないよう頑張ってください。

2009年8月22日土曜日

港南花火大会2009

今日は港南中学校の校庭で「港南花火大会」が開催されました。

港南花火大会は今年が初めての開催です。港南子ども中高生プラザに集まっていた中高生の皆さんが、何かイベントはできないかと企画したものだそうです。実行委員長の中学生の子が立派に開会挨拶を務めていました。また、港区の関係者の皆さんのご尽力があったことも忘れてはいけません。

東京湾大華火祭のような本格的なイベントに比べれば小規模ではありましたが、打ち上げ場所は観覧席の港南和楽公園や港南のマンション群から至近距離でしたから、迫力は十分だったと思います。

来年以降も港南の夏の恒例行事として定着すると良いですね。中高生諸君にばかり仕事をさせるのも申し訳ないので何かお手伝いせねばならないと思います。ただ心配なのは予算がどうなるかです。

2009年8月17日月曜日

港南花火大会2009開催予告

先週は夏休みのため当ブログの更新が滞り申し訳ございませんでした。さて、ここ港区港南では今週の土曜日(8月22日)に「港南花火大会」が開催されます。会場は港南中学校の校庭で、地図上ではこのへんです。

午後6時30分から7時15分までは第一部「家族花火コーナー」です。各家庭で港南中学校の校庭に花火を持ち込んで自由に楽しみます。マンション住まいでは普段なかなか花火はできませんからね。良い企画だと思います。

午後7時30分から8時までは第二部「打ち上げ花火」です。港南中学校の校庭から花火が打ち上げられます。数は約65発とごく少数ですが、打ち上げ場所は港南のマンション群からすぐ目の前です。向きによってはバルコニーに花火の燃えカスが飛び込んでくるのではないかと思えるほどの迫力になりそうです。

港南花火大会は今年が初めての試みのようですが、運営資金はどう確保したのでしょうか?もとより東京湾大華火祭が間近で見られる港南ですが、この港南花火大会も、運営資金の問題を解決して、来年以降も新たな風物詩として定着して欲しいですね。

2009年8月9日日曜日

訃報と新たな命

まずは訃報です。カルガモプロジェクトさんによれば、芝浦の運河のアイドルだったアヒルの芝次郎くんが、今月6日頃亡くなったそうです。どうやら老衰だったのではないかとのことです。とても残念です。

一方で高浜運河では、今月4日頃、新たに5羽のカルガモの雛鳥(高浜運河e)が孵化しました。芝次郎くんの分も、頑張って生き抜いて欲しいですね。

高浜運河eの5兄弟は、早々に災難に巻き込まれていました。今週半ばのある昼下がりのこと。生まれて間もない5兄弟が、親鳥とはぐれてしまったらしく、子供たちだけで運河をさまよっていました。

「ママ・・・ママ・・・どこ行っちゃったの?」

高浜運河eの親鳥は、寂しそうな声で鳴きながら、子供たちを捜します。「子供たち、どこに行ったのかしら・・・」

一方、こちらでは高浜運河dの親子がお休み中。「今日もいい天気ねえ。」

お休みを終えた高浜運河dの親子が出かけたところで、迷子となっている高浜運河eの子供たちと遭遇。

ちょっとちょっと、そっちはママじゃないよ!

結局、みんなついて行っちゃいました。明らかに大きさの違う子が混じってるのに、この母親は気がつかないんでしょうか?

でも、翌日確認したところ、迷子の子供たちは無事に本来の母親のところに戻っていました。どんないきさつがあって戻ることができたのかはわかりませんが、良かった良かった。

さて、8月8日(土)の時点で、芝浦・港南エリアの運河で私が確認できたカルガモ親子は次の通りでした。

ファミリー名 推定孵化日 初回確認雛 8/8の状況 備考
高浜運河X 7/12~7/13 5羽 5羽
高浜運河Y 7/13~7/14 6羽 6羽
高浜運河Z 7/14~7/15 5羽 5羽
高浜運河a 7/16~7/17 8羽 8羽
高浜運河b 7/22~7/23 3羽 2羽
高浜運河c 7/24~7/25 4羽 4羽
高浜運河d 7/30~7/31 3羽 3羽
高浜運河e 8/3~8/4 5羽 5羽

高浜運河では、6月に生まれたと思われる雛鳥たちを何羽か見かけるのですが、既にかなり成長し、親離れしてバラバラに行動しているので、どの親子かは特定できません。こちらの写真は6月20日頃に孵化した高浜運河Sの6羽かなとも思いますが、定かではありません。

こちらの5羽は7月13日頃に孵化した高浜運河Xのようです。同時期に孵化した高浜運河Zも同じく5羽ですが、両者が別個に存在していることを確認しています。ただし両者が逆である可能性は捨て切れません。高浜運河Xは、先週は4羽しか確認できなかったため、1羽死んでしまったのかと思っていましたが、やはり5羽とも生きていました。

7月14日頃に孵化した高浜運河Yの6羽です。浜路橋と高浜橋の間で見かけることが多いです。最初に確認した6羽全員が健在です。

7月15日頃に孵化した高浜運河Zの5羽のようです。高浜運河Xと紛らわしいですが、別の親子であることは確認しています。両者とも行動範囲が広がり、ますます紛らわしくなってきました。最初に確認した5羽全員が健在です。

7月17日頃に孵化した高浜運河aの8羽です。新港南橋下のテトラポッドをねぐらとしていますが、そこから離れた場所でも見かけるようになりました。最初に確認した8羽全員が健在です。

7月23日頃に孵化した高浜運河bの2羽です。相変わらず高浜運河bの親鳥は人間に対する警戒心が強いです。割と広範囲のいろいろな場所で見かけます。

7月25日頃に孵化した高浜運河cの4羽です。新港南橋下のテトラポッドの周辺で見かけます。最初に確認した4羽全員が健在です。

7月31日頃に孵化した高浜運河dの3羽です。一旦は高浜運河eと雛混ぜを起こして8羽のファミリーになっていましたが、再度分かれたようです。最初に確認した3羽全員が健在です。

そして、8月4日頃に新たに5羽の雛鳥(高浜運河e)が孵化していました。おそらく、新しく生まれてくるカルガモの雛鳥は今年はこのあたりで最後ではないかと思います。

高浜運河では成鳥のカルガモがつがいでいる様子をめっきり見かけなくなりました。現時点で抱卵している成鳥はもういないのではないかと思います。ただしカルガモプロジェクトさんでは芝浦で昨年8月末に孵化した例を確認していますので、今後も新たな雛鳥が生まれてくる可能性はありえます。

2009年8月8日土曜日

東京湾大華火祭2009

今日は東京湾の花火大会でした。夕刻、高浜運河からは花火見物の船が続々と出港していきました。

港区では芝浦ふ頭に港区民専用会場を確保しています。うちでも申し込みをしたのですが、抽選で外れてしまいました。仕方ないので品川埠頭のあたりに出かけることも考えましたが、人ごみも嫌なので、結局自宅で見ることにしました。

自宅からの眺めはこの通り。芝浦・港南エリアの多くのマンションは打ち上げ地点であるレインボーブリッジ北側の海上から1キロないし1.5キロの範囲内に位置します。打ち上げ地点方向への視界が開けている部屋であれば、そこそこの迫力で花火を楽しむことができます。

しかし、やはり花火は間近から見るのが楽しいので、来年以降も港区民専用会場に申し込みます。抽選倍率は約3倍だったそうなので、3年に1度は当たるかなと。

2009年8月4日火曜日

高浜運河で7月に生まれたカルガモの雛鳥たちは元気に成長

高浜運河を中心とする芝浦・港南エリアの運河では、7月に入ってから生まれたカルガモの雛鳥たちが元気に育っています。5月頃に生まれた雛鳥たちに比べると高い確率で生存しています。おそらく気温・水温が上昇して餌が豊富になっているためであると思います。ただし、冬を迎えるまでの時間も短いので、1年後の生存率を比較したときにどちらが高くなるかは難しいでしょう。

報告が遅れましたが、8月1日(土)の時点で、芝浦・港南エリアの運河で私が確認できたカルガモ親子は次の通りでした。

ファミリー名 推定孵化日 初回確認雛 8/1の状況 備考
高浜運河R 6/12~13 8羽 7羽
高浜運河S 6/19~20 8羽 6羽
高浜運河V 6/30~7/1 5羽 5羽
高浜運河X 7/12~7/13 5羽 4羽 Zと紛らわしい
高浜運河Y 7/13~7/14 6羽 6羽 8/4に確認
高浜運河Z 7/14~7/15 5羽 5羽
高浜運河a 7/16~7/17 8羽 8羽
高浜運河b 7/22~7/23 3羽 2羽
高浜運河c 7/24~7/25 4羽 4羽
高浜運河d 7/30~7/31 3羽 3羽

6月13日頃に孵化した高浜運河Rの7羽のようです。高浜運河では見かけない日が多くなりました。

6月20日頃に孵化した高浜運河Sの6羽のようです。彼らも高浜運河では見かけない日が多くなりました。高浜運河Sの雛鳥たちは人間に慣れており、かなり近づいても逃げようとしません。

7月1日頃に孵化した高浜運河Vの5羽です。最初に確認した5羽全員が生存しています。

雛鳥の成長の程度と見かける範囲とから考えて、7月13日頃に孵化した高浜運河Xであると思われますが、高浜運河Zの可能性も捨て切れません。1羽減って4羽になってしまったようです。

こちらは8月4日に確認することができた6羽の雛鳥です。成長の程度からみて7月14日頃に孵化した高浜運河Yの6羽であると思います。そうであれば最初に確認した6羽全員が生存しています。

7月15日頃に孵化した高浜運河Zの5羽のようです。高浜運河Xと紛らわしいですが、行動範囲がやや異なります。最初に確認した5羽全員が生存しています。

7月17日頃に孵化した高浜運河aの8羽です。たいてい新港南橋下のテトラポッドの周辺におり、相変わらず一番目立っています。最初に確認した8羽全員が生存しています。

7月23日頃に孵化した高浜運河bの2羽です。高浜運河bの親鳥は警戒心が強く、人間が近づくとすぐに逃げます。

高浜運河bの親鳥は人間に対してだけではなく、他のカルガモのファミリーに対してもナーバスになっているようです。こちらは高浜運河bの親鳥が高浜運河Sの親鳥と喧嘩していた様子です。

7月25日頃に孵化した高浜運河cの4羽です。新港南橋下のテトラポッドの周辺で見かけます。

そして、またまた3羽の雛鳥(高浜運河d)が新たに孵化していました。推定孵化日は7月30日から31日です。

今週末に改めて掲載しますが、実は8月4日に新たに5羽の雛鳥の孵化を確認しました。ツバメの場合1シーズンに2回子育てをするという話を聞きますが、カルガモの場合もそうなのでしょうか。

2009年8月1日土曜日

御田八幡神社鎮祀千三百年奉祝式年大祭

三田三丁目にある御田八幡神社(みたはちまんじんじゃ)が、神様をお祀りしてから1300周年の記念とのことで、7月31日から8月7日までの間、式年大祭が行われています。詳細は御田八幡神社の公式サイトに掲載されています。

1300年前といえばなんと見事な平城京に遷都する前年にあたりますから、ものすごい昔ですね。当時はきっとこの近辺も10軒くらいしか家が建っていなかったのではないでしょうか。

公式サイトには御田八幡神社を氏神様とする地域(氏子地域)の地図が掲載されています。芝浦3~4丁目や港南1~5丁目などが氏子地域に該当します。この地域は高層マンションの建設ラッシュにより、ここ10年ほとで人口が3倍に増加するという驚異的発展を遂げています。鎮祀1300年という節目の年にあたって、神様のお力が働いたやもしれません。

とはいえ、どこの神社の氏子にあたるかは商店街をやっている方以外はそんなに気にする必要はないと思います。明日は朝から神輿が繰り出し、主な氏子の商店街を巡ります。