高浜運河を中心とする芝浦・港南エリアの運河では、カルガモの繁殖シーズンも終わりに近づく中、7月13日(月)から19日(日)の週に、カルガモの雛鳥が4ファミリー24羽孵化したようです。今シーズン最後のベビーラッシュでしょうか。
7月13日の夕方に新港南橋の下で親鳥のお腹の下に雛鳥が隠れているのを見かけ、翌14日に5羽の雛鳥を確認しました(高浜運河X)。写真は14日に撮影したものです。
7月14日の朝に浜路橋の下で初めて見かけた6羽(高浜運河Y)です。14日の写真です。
7月15日の朝に浜路橋の下で初めて見かけた5羽(高浜運河Z)です。このとき高浜運河Xが別の場所にいるのを確認していますので、高浜運河Xと混同したわけではないと思います。15日の写真です。
7月17日の夕方に新港南橋の下で親鳥のお腹の下に雛鳥が隠れているのを見かけ、翌18日に8羽の雛鳥を確認しました(高浜運河a)。写真は18日に撮影したものです。
さて、7月18日(土)から19日(日)の時点で、芝浦・港南エリアの運河で私が確認できたカルガモ親子は次の通りでした。
ファミリー名 | 推定孵化日 | 初回確認雛 | 7/18の状況 | 備考 |
---|---|---|---|---|
高浜運河I | 5/29以前 | 2羽 | 1羽 | |
高浜運河N | 6/1~4 | 計19羽 | (4羽?) | J~Mが合流 |
高浜運河Q | 6/12以前 | 3羽 | 2羽 | |
高浜運河R | 6/12~13 | 8羽 | 7羽 | |
高浜運河S | 6/19~20 | 8羽 | 6羽 | |
高浜運河U | 6/26~27 | 9羽 | 7羽 | |
高浜運河V | 6/30~7/1 | 5羽 | 5羽 | |
高浜運河X | 7/12~7/13 | 5羽 | 5羽 | |
高浜運河Y | 7/13~7/14 | 6羽 | 6羽 | |
高浜運河Z | 7/14~7/15 | 5羽 | (5羽?) | |
高浜運河a | 7/16~7/17 | 8羽 | 8羽 |
5月末に孵化した高浜運河Iです。浜路橋の下に1羽だけで住み着いています。そろそろ飛べるようになるころです。
芝浦の人工浮き巣の周辺で見かける雛鳥たちです。6月1日から4日頃に孵化した高浜運河Nなのかもしれませんが、これだけ大きくなると判別は困難ですね。
6月11日頃に孵化した高浜運河Qの2兄弟です。母親も一緒のことが多いです。浜路橋の周辺に住み着いており、高浜運河Iと生活圏が重なっているのですが、顔を合わせるたびに喧嘩を始めます。
6月13日頃に孵化した高浜運河Rの7羽です。活動範囲が広がったためか、高浜運河では見かけない日も多くなりましたが、たまに姿を見せます。
6月20日頃に孵化した高浜運河Sの6羽です。やはり、高浜運河では見かけない日も多くなりました。
6月27日頃に孵化した高浜運河Uの7羽です。芝浦西運河のあたりにも出没するようになりました。
7月1日頃に孵化した高浜運河Vの5羽です。彼らはまだ新港南橋の下にいることが多いです。
7月13日頃に孵化した高浜運河Xの5羽です。新港南橋下のテトラポッドの周辺におり、通行人の目をひいていました。20日時点で5羽が生存しているのを確認しています。
7月14日頃に孵化した高浜運河Yの6羽です。浜路橋周辺で見かけることが多いです。18日に6羽の生存を確認しました。
こちらは19日に高浜運河で見かけた5羽です。15日頃に孵化した高浜運河Zかもしれませんが、高浜運河Yのうち1羽が死んでしまって5羽になったのかもしれず、判然としません。
7月17日頃に孵化した高浜運河aの8羽です。20日時点で8羽が生存しているのを確認しています。新港南橋下のテトラポッドの周辺におり、高浜運河Xとの間で親鳥同士がしばしば激しく喧嘩しています。
過去の例を振り返ると、短期間に多数の雛鳥の孵化が集中した場合は、混雑化によりナワバリ争いや餌不足が発生し、雛鳥の生存率が低くなります。現に高浜運河Xと高浜運河aとの間ではトラブルが絶えません。雛鳥たちが無事に成長してゆけるか心配です。
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