高浜運河を中心とする芝浦・港南エリアの運河では、先週土曜日の時点で見られていた高浜運河Bの5羽、芝浦Bの3羽、高浜運河Gの8羽のカルガモの雛鳥が、今週の初めから次第に姿を見せなくなり、今週末にはついにその姿を確認することができませんでした。いずれも十分に成長していましたから、無事に独り立ちを果たし、親鳥と離れて行動するようになったのではないかと思います。
代わって高浜運河では6月30日から7月1日頃に新たに5羽のカルガモの雛鳥(高浜運河V)が孵化したのですが、このファミリーの母親がとても気が強いのか、いろいろな相手と喧嘩して、騒ぎを巻き起こしています。
上の写真はテトラポッドの上で休んでいた高浜運河Sの雛鳥たちに対して、高浜運河Vの母親が突然襲い掛かっているところです。
そしてこの母親はなんと人間(私)に対しても、左の写真のように、逃げるどころか逆に威嚇してきました。
さて、7月5日(日)の時点で、芝浦・港南エリアの運河で私が確認したカルガモ親子は次の通りでした。
ファミリー名 | 推定孵化日 | 初回確認雛 | 7/5の状況 | 備考 |
---|---|---|---|---|
高浜運河I | 5/29以前 | 2羽 | 1羽 | |
高浜運河N | 6/1~4 | 計19羽 | 4羽 | J~Mが合流 |
高浜運河Q | 6/12以前 | 3羽 | 2羽 | |
高浜運河R | 6/12~13 | 8羽 | 7羽 | |
高浜運河S | 6/19~20 | 8羽 | 6羽 | |
高浜運河U | 6/26~27 | 9羽 | 7羽 | |
高浜運河V | 6/30~7/1 | 5羽 | 5羽 | |
芝浦C | 7/6以前 | 2羽 | 2羽 | 高浜運河Tと同一? |
5月末に孵化した高浜運河Iです。両親とみられる成鳥も近くにいました。行動範囲が広がったためか普段はあまり見かけなくなりましたが、夕方になると浜路橋の下に帰ってきます。思えば5月末にこの子をはじめて見かけたのもこの場所でした。
6月1日から4日頃に別々のファミリーとして孵化し、その後「雛混ぜ」で混ざってしまい、再度分離したとみられる4羽(高浜運河N)です。この子たちも体毛の生え換わりが終わりました。
6月11日頃に孵化した高浜運河Qの2兄弟です。両親とは別行動のことも多くなってきましたが、兄弟はいつも一緒にいますね。
6月13日に初めて見かけた高浜運河Rです。先週土曜日の時点では8羽全員が生存していましたが、今週初めに兄弟のうち1羽が死に、7羽になってしまったようです。
6月20日に初めて見かけた高浜運河Sです。6兄弟はこのテトラポッドの上を休憩のときの定位置としています。
6月27日に初めて見かけた高浜運河Uです。当初は9羽いましたが、今週前半には7羽に減ってしまったようです。彼らは高浜橋と浜路橋の間のあたりをナワバリとしており、浜路橋よりも南側には来ようとしません。
そして、7月1日に初めて見かけた高浜運河Vの5羽の雛鳥です。喧嘩の強い母親に守られているためか、今までのところ全員が生存しています。
7月に入り、カルガモの繁殖シーズンも終わりに近づいてきていると思うのですが、高浜運河ではまだ2、3組のつがいの姿が見られます。彼らが抱卵中なのかどうかは良くわからないのですが、抱卵中だとすれば今後も何組か雛鳥が生まれてくるのかもしれません。
(7/6追記)7月6日に芝浦アイランドの北側で写真の2羽を見かけました。成長の程度からは孵化後1週間以上経過しているように見えますので、高浜運河からは行方不明になっている高浜運河Tかもしれません。とはいえ全く別の親子である可能性もありますので、改めて芝浦Cとナンバリングすることにしました。
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