2009年6月5日金曜日

港南三丁目に緊急暫定保育施設が開所へ

読売新聞の報道によれば、港区は、芝浦港南地域での待機児童対策として、港南三丁目に定員120人の緊急暫定保育施設を来年2月に開所させることを検討しており、10日からの区議会に予算案を提出します。

この緊急暫定保育施設については、今年3月に開かれた区議会の保健福祉常任委員会で一度審議されています。このときの会議録によれば、計画の内容は次の通りです。

  • 港南四丁目の公益施設の整備が完了するまでのつなぎとして開設する。期間は平成22年2月から平成24年度までを予定。
  • 設置場所は芝浦水再生センター汚泥処理工場の跡地の一部、約1,300平方メートル。都営住宅に隣接する長方形の土地。建物は鉄骨プレハブ2階建て。
  • 定員は120名。ゼロ歳が15名、1・2歳が各20名、3歳が25名、4・5歳が各20名。

場所は下の地図の中央部のあたりになります。

芝浦港南地域では人口の急増に伴って待機児童の増加が著しいため、区の施策は歓迎すべきものでしょう。ただし次のような懸念はあります。

1. 立地は、多くの親御さんにとって品川駅への出勤経路とは逆方向の位置になるので、辛いところでしょう。なお、港南三丁目バス停が目の前にあり、品川駅行きと田町駅行きのバス便は利用可能です。

2. 会議録にもある通り、汚泥処理工場跡地では土壌汚染が見つかっています。東京都では既に汚染拡散防止の処置済みとしていますが、小さな子供が長時間過ごす場所ですから、不安を感じる親御さんもいらっしゃるかもしれません。

3. 汚泥処理工場跡地には、芝浦水再生センター再構築事業の一環として新ポンプ棟の建設が予定されています。こちらの建設工事と保育施設の開設期間が重なることはないのでしょうか。

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